薪ストーブ・暖炉用語
 
 
薪ストーブ・暖炉のデータブック
難しい専門用語も一目瞭然
薪ストーブ・暖炉用語辞典
薪ストーブ・暖炉の構造や機能、用具などに関する言葉は、ふだんなじみのないものが多いです。
薪ストーブのことをよく知る為に、そして、しっかりと使いこなす為に、数々の言葉をきちんと理解しておくのも大切なこと。
 
 
あ行
アックス(Axe)

斧のこと。薪割りには欠かせない道具のひとつ。立ち木の伐採やログハウスづくりなどには刃の薄いものを使うが、薪割り用には刃の厚いものを使用して、アックス頭部の重みを利用して割るのがコツだ。重量があって柄が長い大型のものと、小型の手斧を用意しておけば間違いなし。
 
ウォーミング・シェルフ(Warmingshelf)

薪ストーブ上部やクッキングストーブのサイドにある、小さな棚状の部分。余熱を利用して料理を保温したり、さらに棒状のパーツを用いて手袋などの小物を乾かしたりするのにも使う。なくても特に問題ないが、あればあったでとても役に立つものです。
 
 

ウォール・プロテクター(Wall protector)

室内の壁際に薪ストーブを設置する際には、炉台をストーブの背後まで延長させるが、この部分のことを指す。炉台と同様に、主に耐火レンガや耐火ブロック、カルチャードストーンなどが用いられるが自然石を使用してもよい。

 
ウッド・バスケット(Wood basket)

薪入れ。薪ストーブのかたわらにおいて、その日、あるいは2,3日分の薪を室内にストックしておくのに重宝する。金属製、木製など、材質もデザインもさまざまなものがあるので、部屋の雰囲気や必要な薪の量を考慮して入手したいところ。1〜2日分の薪を室内にキープするのにとても便利です。
 
エア・カーテン・システム(Air Curtain System)

ドアのガラスが曇らないよう、ガラスと火の間に空気を循環させ煤などの付着をおさえる仕組みのこと。
 
 
エア・コントロール(Air control)

薪ストーブ・暖炉に取り入れる空気の量を調節する機能。一般に着火時のときは全開にする。立ち上がってから、ゆっくりと燃やしたいときは絞る。
 
エア・タイト・ストーブ(Air tight stove)

ローディング・ドアが付いており、ドアを閉めれば密閉されるタイプの薪ストーブのこと。暖炉式のストーブよりも空気の調整が容易なので、少ない燃料で運転できる。
 
 
エルボー(Elbow)

煙突を設置する際に、煙突と煙突の継ぎ目に用いて、L字(90度)、あるいは任意の角度をつけるための接続用パーツ。
 
 
煙道火災

煙突の内部に付着したタールが、発火すること。場合によっては、煙道上部から炎が火柱のように吹き上がることもある。これを防ぐ方法としては、クレオソート(タール)付着の原因となる乾燥不十分の薪や針葉樹、コンパネ材などを燃やさないことと、トロ火(不完全燃焼の状態)での連続使用をできるだけ行わないこと、などが考えられる。もちろん定期的に煙道掃除を行うことも大切である。
 
 
煙突

薪ストーブから排出された空気を、安全かつ確実に屋外に排出するためになくてはならないもの。
ストーブから屋根を貫通してトップまでの間すべてを指す。
また、太さ、設置位置、長さなどにより、薪ストーブの燃焼を左右する大きな要素となるのも、この煙突である。その多くは円筒状だが、一重,二重などの種類があり、それぞれ機能を異にしている。
なお、煙突の設置については防火上の問題もあるので詳細な打合せが必要となる。
 
煙突掃除

薪ストーブを使用していると、煙突の内部にクレオソートがたまってくる 。
これを取り除いてやるのが煙突掃除で、快適かつ安全にストーブを使用するためには欠かせない作業だ。
方法としては、煙突をはずして個々に内部の掃除をしたり、煙突の上下からヒモの付いたブラシを引っ張り合ったりして行う。 掃除は、使用頻度や燃やす薪の樹種にもよるので一概にはいえないが、最低でも1年に一度は行うようにしよう。
 
 
オーブン(Oven)

クッキング・ストーブの多くに設けられた機能。パンやケーキ、ロースト・ビーフ、グラタンなど、これがあれば料理のレパートリーがぐっと広がる。
 
おき火

薪ストーブで燃焼している薪の炎が安定し、薪が炭として完全に赤くのこった状態。この状態からさらに新鮮な空気を送りつづければ、おきは燃え上がり、最終的には灰と化す。逆に空気を遮断すれば、炭が残る。このおきをうまく利用して、焼き魚などの料理を楽しむ人もいる。
か行
火室

薪を入れ、火を燃やす場所。燃焼室。この火室の広さによって、暖房性能がある程度決定される。内部に仕切り壁を設けて、燃焼効率を高めたタイプも多い。
 
 
ガスケット(Gasket)

薪ストーブの気密性をよりアップさせるために、ローディング・ドアの周囲に取り付けるセラミックでできたロープ。たび重なる扉の開け閉めにより、だんだんとへたってくるので、定期的な交換が必要となる。薪ストーブ本体の機種にあった太さのものを専用の耐熱接着剤とともに交換する必要がある。
 
ガス暖炉

ガスを燃料とした暖炉。ガスを燃焼させることで、セラミック製の本物そっくりの薪の間からゆらゆら炎を出させるタイプが欧米では人気を集めている。メンテナンスや薪割りの苦労を回避したい人向きと言えるかもしれない。
 
堅木

広葉樹を主とした、薪としてもポピュラーな硬質の木。ナラやカシなどがその一般的なものだが、火持ちがよく、乾燥状態によってはタールの発生がとても少ないことから、最上級の薪とされる。

 
カロリー(cal.)

熱量を表す単位で、1gの水を摂氏1度上げるのに必要な熱量。1Kcalは1000カロリー。Kcalはストーブの暖房性能を表すための単位として使われる。
 
 
クサビ

薪割りの際に使用する鉄製、あるいはプラスチック製の刃。斧だけでは割り切れないような素性の悪い薪に使用すると便利。
 
クレオソート(Kreosot)

厳密にいえば、ブナ材のタール分を蒸留してできた防腐剤などに使われる油状の液体を指すが、薪ストーブの場合は、煙突内に付着した黒褐色の液体を呼ぶことが多い。煙突を詰まらせ、煙道火災の原因となるやっかいな存在である。タールとほぼ同義語。

 
 
クッキング・ストーブ(Cooking stove)

暖房はもちろん、複数のグリル、オーブン、保温棚など、料理をするための機能をも充実させた薪ストーブ。おしゃれでカントリーな雰囲気が女性に人気だ。
 
結露

湿った薪を薪ストーブで燃焼させると、一時的に煙突内に水蒸気が充満し、それが外気温との差により冷やされて煙突内壁に付着することがある。これが結露といわれるもので、クレオソートが煙突内にこびりつきやすくなる要因となる。
 
 
コークス(Coke,Koks)

石炭を乾留してつくられる燃料。火力が強いのが特徴で、かつては、石炭ストーブのスターターとして用いられていたが、現在ではあまり一般的ではない。ストーブの種類によっては、薪・コークス・石炭と、いろいろな燃料に対応できるものもある。
 
 
広葉樹

広い面積の葉を持つ樹木。ナラやカシなど、一般に薪として人気なものは、ほとんどが広葉樹だ
 
コンバスター(Combuster)

通常に燃焼に必要な一定温度以下でも、燃焼を促進させるための触媒装置のこと。ストーブの上部に内蔵されたセラミックなどでできたハチの巣状のパーツで、入っていない機種もある。燃焼効率を高めて、排煙をクリーンにする役割も果たす。別名、キャタリティック・コンバスター。
さ行
サーモスタット(Thermostat)

ファンヒーターやコタツなどによく見られる暖房器具の温度をコントロールする装置。一般に膨張率の異なる2種類の金属を張り合わせたバイメタルを利用するもので、その温度の変化の違いによってスイッチの調整をしている。薪ストーブでは、金属の動きによって、直接、燃焼空気調節口を開閉させる方法が多いようだ。
 
 
サーモメーター(Thermometer)

薪ストーブ用の温度計。本体の天板部分に取り付けるタイプがある。
 
シーズン(Season)

薪の乾燥具合が、ベストの状態になったこと。または、薪を乾燥させる行為そのものを指すこともある。
 
 
シーリング・ファン(Ceiling fan)

天井、あるいは吹き抜けのある屋根裏に取り付ける大型の空気攪拌扇。薪ストーブの暖房効果をアップさせるための必需品。3〜5枚の羽のものが多く、照明とセットになったタイプなら、インテリアにとしても活用できる。

 
自在煙突

伸縮可能な煙突。厳密に言うと、煙突を構成するパーツのひとつで、これを利用することで煙突施工の長さ調整が可能になる。木材の収縮により、セントリング(壁の高さが徐々に低くなっていく現象)が起こるログハウスに、薪ストーブを設置する場合にも利用することがある。
 
 
針葉樹

スギやアカマツ、カラマツなど、針状の葉を持つ樹木。着火が簡単で火力も強いが、すぐに燃え尽きてしまうので、火持ちはあまりよくない。また、トロ火で焚くとタール分が発生しやすい。しかし、入手しやすく、薪になったものを購入しても価格が安いのがメリット。
 
 
スス(煤)

煙突に混じる黒いホコリ。タールや灰などを総称して指す場合も多い。
 
 
スチーマー(Steamer)

加湿器のこと。水や香油などを入れてストーブ・トップの上に置いて使う。実用はもちろんのこと、インテリアとしてもGood!
 
ストーブ・トップ(Stove top)

薪ストーブ上面のうわぶた。および、鍋などをかけられるプレート部分。
 
赤外線

スペクトルの赤外部にある、可視光線より波長の長い電磁波。熱作用があるので、熱線ともいう。ストーブの輻射熱はこの赤外線。しかも赤外線の中でも波長の長い遠赤外線が大量に発生するので、柔らかく心地よい暖かさを得ることができるのです。
 
 
セラミック・ウール(Ceramic wool)

炉台の下地などに使われる、セラミック製の耐熱遮断材。
 
 
セラミック・タイル(Ceramic tile)

鋼板製のストーブの周囲にあしらわれた、陶製のパーツ。鋼板の欠点である熱しやすく冷めやすい性質を和らげてくれる。またカラフルな色合いのものが多く、しゃれた雰囲気をかもし出してくれる。
 
 
ソープ・ストーン(Soap stone)

軟質な自然石の一種。平板にカットしてから磨きをかけ、薪ストーブのパネルとして利用される。蓄熱性が高いのが長所だ。別名石けん石。
 
ソダ

焚きつけ用の細かい薪屑のこと。薪割りのときに飛び散ったものなどを使うとよいだろう。
 
た行
タール(Tar)

薪の燃焼にともなって発生した有機ガスが冷やされて液体化したもの。一般的には有機物の乾留によって生じる黒色、または褐色の粘液の総称とされている。煙突内部の温度がある一定温度(150℃前後)以下となると、有機ガスはだんだんと液化が始まり、最終的には固い粘液となって煙突内にこびり付く。このタールは、煙道火災の原因ともなるので、付着を防ぐ方法を講じたいものだ。具体的な方法としては、煙突内の温度と常に約150℃以上をキープしておくのがいい。このために、専用の温度計をセットしておくのもいいだろう。しかし現実には、薪ストーブをトロ火状態で150℃以上にキープすることは難しく、常に炎がおきた状態で、薪ストーブを運転することになってしまう。あらかじめ薪ストーブ内に撒いて、薪を燃焼させるだけでタールをはがすことができる粉末状の専用クリーナーを、薪ストーブ・ショップなどで入手することができる。
 
 
耐火レンガ

薪ストーブの火室の内部、または暖炉の築炉に使う、高温にも耐えうる特別なレンガ。炉台にも耐火レンガを使うこともある。
 
 
耐熱ガラス

ローディング・ドアにはめこむガラス。ドアを閉めても炎を眺めることができるので、日本ではこの耐熱ガラスをはめた扉が付いたタイプの薪ストーブが人気だ。
 
 
耐熱セメント

高温による劣化やヒビ割れに強いセメント。
 
 
耐熱塗料

熱による劣化の少ない専用塗料で、薪ストーブに使われるのがこれ。機種ごとに色のあった専用のものを使用したい。
 
 
対流式

輻射式ストーブの外側をもう一層、鋳鉄、鋼板、タイルなどで囲み、その間にできる空気層を暖めて対流を起こさせるタイプの薪ストーブ。暖められた空気は、自然対流によって暖気吹き出し口から放出されるのが特徴だ。また、本体が熱くならないので、安全性が高いこともメリット。
 
 
玉切り

薪用の樹木を、割りやすいように適当な長さにカットすること。この作業には、一般のチェーンソーが用いられるが、すでに玉切りされたものを入手すれば、その手間も省ける。玉切りの長さは、火室の大きさにもよるが、35〜40cmが目安だろう。
 
ダンパー(Damper)

薪ストーブ本体や煙突に取り付ける、燃焼用空気の流通調整弁。ダンパーを開けば、空気の流れがよくなり、燃焼も促進させられる。閉じれば、空気が遮断されて、トロ火状態での燃焼が可能となる。
 
暖房性能

薪ストーブの性能を知るひとつの目安。これは、カタログでKcalなどで表示されているもので、簡単に言えば「単位時間内の中でどれだけ熱エネルギーを発散できるか」を示している。この数値を左右する大きな要素は、薪ストーブの火室の広さ。つまり、薪を大量に入れることができる薪ストーブのほど、暖房性能に優れていると言えるのだ。ちなみに、暖房性能300Kcal/hにつき、ひと坪の広さの空間を無理なく暖めてくれるといわれる。ただし、建物の構造や設置場所によって、同じストーブでもこの数値が変動してくるので、カタログの数値はあくまで目安として考えておこう。
 
 
暖炉式

別名開放式とも呼ばれるように、火室に扉がないタイプの薪ストーブのこと。炎を直接、眺められるので、インテリア性、火を燃やすというエンタテイメント性は高い。また、シンプルな構造なので、故障が少ないこともメリットだ。しかし、空気の調整が難しいこともあって、薪の使用量は輻射式などに比べると多く、暖房としての能力もそれほど期待できない。炎の揺らめきをゆっくりと堪能したい人にお勧めのタイプ。
 
チェーンソー(Chain saw)

薪作りに欠かせない動力ノコギリ。電動式とエンジン式があるが、パワーがあるのはエンジン式。エンジン式は混合ガソリンを燃料とする2サイクル・エンジンがほとんどで、薪割り用には30〜50cc程度の排気量のものがお勧め。切れないチェーンソーは、能率が悪く、危険なので、まめに刃を研ぎながら使いたい。
 
築炉型暖炉

ビルトイン・タイプの薪ストーブをはめ込むのではなく、耐火レンガなどで組上げるタイプの暖炉のこと。
 
 
着火剤

焚き火、バーベキューなどでもよく使われる、固形、またはゼリー状の、火付け剤。水分の多い薪などを燃やすときなどは、あると便利だ。
 
 
鋳鉄

現在販売されている薪ストーブで、もっともポピュラーな材質。鋳型を使って成型するために凝ったレリーフの付いたものを作ることができ、しかも、高温に強い。鋼板製のストーブに比べ、温まるまでの立ち上がりは遅いが、蓄熱性は高い。
 
 
低温炭化
薪ストーブや煙突を設置する際に、床や壁、屋根内で耐熱対策が不十分なところがあると、何シーズンか使用しているうちに、その部分が知らず知らずのうちに炭化してしまうこと。
 
 
トップ(Top)

雨などの侵入を防ぐために、煙突最上部に取り付けるステンレス製のカバーのこと。風雨の侵入、煙の逆流を防ぐのに大切な役割を果たす。設置の際は、ここから鳥の侵入を防ぐことも考えておきたい。
 
 
ドラフト(Draft)

薪を焚いたときに煙突内で自然発生する上昇気流。排煙にさまざまな影響を及ぼす。
 
 
トリベット(Trivet)

ストーブを使って料理をする際に、鍋とストーブ・トップの間において温度調整をするために使う鋳物製の敷物。
な行
ナタ(鉈)

薪を割るための刃物。小さな木を割る場合、割った木をさらに細く割る場合などに使う。代わりに小さな斧を使用してもよいだろう。
 
 
慣らし運転

購入したばかりの新品の薪ストーブは、いきなり全開でフル燃焼させずに、低めの温度で少しずつ薪を燃やし、徐々に燃焼の規模を大きくしてあげることが大切です。この薪ストーブの寿命を長くするワンステップが、「慣らし運転」だ。第一回目の燃焼は専門スタッフに指導を受けながら行うとよいだろう。
 
 
二次燃焼

薪ストーブ内で、薪がつねにパーフェクトに燃焼されることは少ない。そこで、火室内に仕切り壁を設け、燃焼しきれなかった可燃性のガスを、薪をくべる火室とは別の燃焼室で燃焼させる仕組みが考案された。これが二次燃焼と呼ばれるもので、コンバスターなどで、燃焼が促進されることによって、燃焼効率がグンとアップし、クリーンな煙を排出することが可能になる。
 
 
熱効率

簡単にいえば、一定量の燃料で、一定の空間をどれだけの時間でどれぐらい暖かくできる能力があるか、ということ。これは、その薪ストーブが一定時間にどれぐらいの量の薪を完全に燃焼し尽すことができるかという燃焼能力と、その熱量をいかに戸外に逃がさず効率よく室内空間に伝達できるかという熱転移能力とが大きく関与している。
 
 
熱伝導率

ある物質が、単位時間の中でどの程度の熱を伝達するのかの目安。一般に木材は熱伝導率が低く、鉄などの金属はよい。
 
 
燃焼能力

暖房性能が、その薪ストーブ内で完全燃焼したときに発揮する単位時間当たりの熱量の数値を示しているのに対して、薪が一定時間でどの程度の割合で燃焼するかを示すもの。燃焼効率ともいい、%で表す。
 
は行
ハース(Hearth)

炉台のこと。または、火のあるスペース全体を指していう。ほかに、炉のそばは、つねに家族の団欒の場あることから、家庭のことを指す場合もある。英語のHeart(心、中心、愛情など)が語源。薪ストーブのある場所もハースだ。
 
 
ハース・ラグ(Hearth rug)

炉台の前に敷く難燃性の敷物。
 



薪が完全燃焼したあとに残る粉末。灰に炭が残っていたら不完全燃焼していた証拠。灰はとてもよい肥料となるので、庭や自家菜園に撒いて、大いに、利用したい。

 
 
バッフル(Baffle)

火室内の空気やガスの流れを調節するために設けられた仕切り壁。「炎返し」ともいう。
 
 
バック・パフ(Back puff)

薪から発生した可燃ガスが薪ストーブ内に充満している状態で、外部から新鮮な空気が入り込んだ際に起こる、急激な燃焼。大きな炎が起こる場合もあるので、扉を開けると驚くが慌てる必要はない。
 
 
ヒート・シールド(Heat shield)

薪ストーブからの熱が室内の床や壁に伝わらないように、本体の背面や底部に設置する耐熱性の鋼板。
 
ビルトイン(Built-in)

暖炉のように石などで周囲を囲って、そこに埋め込んだタイプの薪ストーブ。フリースタンディング・タイプに比べ、設置費用はかかるが、どっしりとしたゴージャスな雰囲気を演出できる。
 
ファイア・スクリーン(Fire screen)

ローディング・ドアをオープンにして使う場合や、暖炉式のストーブで、火室から火の粉などがはぜるのを防ぐ金網。開口部にはめ込むものと、立てかけて使うものがある。
 
ファイアツール(Fire tool)

火かき棒、薪つかみ、灰をかき出すブラシ、スコップなどがセットになったもの。鉄製のものに、真鍮や木などで柄が付いたものが一般的。
 
ふいご

ストーブの着火の際に、燃焼を促進させるための手動風送機。
 
 
輻射式

薪ストーブ上部、または前面にローディング・ドアが付いた密閉式タイプのストーブで、対流式と違って、空気の流れは燃焼に必要なもののみだ。熱気はストーブ本体から発せられ(=輻射熱)、スピィーディに部屋全体を暖めることが可能だ。薪の燃焼に必要な空気の取り入れと調整は、エア・コントロールとダンパーによってなされる。
 
 
含水率

木材、あるいは薪の単位重量に占める水分量の比率。伐採したばかりの木材の含水率は30〜50%といわれているが、薪として使用する場合には、含水率を20%以下まで乾燥させるとよい。乾燥が悪いと火つきが悪いし、クレオソートの発生をもたらす。乾燥の目安としては、風通しの良い所で1年〜2年ぐらいとしておけばいいだろう。
 
 
フリースタンディング(Free standing)

下部が炉台と接した自立型の薪ストーブ。ビルトイン・タイプに対して、こう呼ばれる。
 
プレヒート(Pre-heat)

薪ストーブの始動時に、煙突の入り口の部分に炎をかざすなどして余熱を与えること。これによって、燃焼がよりスムーズになる。
 
 
ペレット(Pellet)

おが屑や木屑を固めて作った粒状のリサイクル燃料。
 
 
ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)

古きよきアメリカ開拓時代に偉大な功績を残した政治家。および発明家。芸術家や音楽家としても多彩な才能を発揮した彼は、1704年、それまで大量の薪を必要とした暖炉を鋳鉄で囲み、バッフルも設けて効率をよくした自立式の薪ストーブを発明した。この革命的ともいえる輻射式の薪ストーブは、現在も彼「フランクリン」の名が冠され、世界中の家庭で愛用されるに至っている。
 
 
ベンチレーション(Ventilation)

対流式の薪ストーブの対流空気の吹き出し口のこと。
 
 
ホウロウ

薪ストーブの仕上げに使われる、ガラス質のうわ薬。表面がつややかな仕上がりになるのが特徴だ。赤や青といったカラフルな色合いのものがある。
 
ま行


薪ストーブの燃焼に欠かせない木材の燃料。人類が火を使い始めた昔から、長い間手ごろな熱エネルギー源として使われてきた。石油や石炭は、いつかは枯渇してしまう有限な地下資源であるが、薪は地上でどんどん継続的に生産されていく無限の資源だ。大きく分けて、広葉樹のものと針葉樹のものがあるが、一般に人気なのは、火持ちがよくタール分も少ない広葉樹の薪。昔から薪炭材として活用されてきたカシやナラなども広葉樹だ。1シーズンに使用する薪の量は、薪ストーブのタイプや利用状況で大きく変化する。
 
 
薪割り

入手した薪の原木を乾燥しやすくするため、かつ、薪ストーブにくべやすくするために、玉切りにして、さらに何片かに割ること。チェーンソー、アックス、クサビなどを使う。
 
薪割り機

重労働といわれる薪割りの苦しみを救ってくれる、薪を割る気機械。電動式タイプとガソリン式タイプがあり、油圧式で、力のない人でも簡単に薪を割ることが可能だ。ただし、あくまでも刃物のついた機械であるので、取り扱いにはくれぐれも注意をしたい。
ら行
ルーフサポート(Roof support)

煙突を設置する際に、屋根および屋根下地と煙突を接続するのに欠かせない金具。断熱サポートとも言う。
 
 
ローディング・ドア(Loading door)

薪ストーブの前面、もしくは側面などに付いた開閉式のドアのこと。ここから着火の作業をしたり、薪を足したりする。

 
 
ログ・キャリー(Log carrier)

薪を運ぶために使う、キャンバス布などでできたバッグ。細長い形状の中央に薪を置き、両脇からくるむように似て付属の取っ手を持って運ぶものが多い。トート・バッグのように、袋状になっているものもある。

 
ログ・ラック(Log rack)

薪置き。ウッド・バスケットより大型のものを指す場合が多い。

 
 
炉台

薪ストーブを設置するための台。壁際に設置する際は、ウォール・プロテクターと一体となっており、両面を指す場合もある。レンガやカルチャード・ストーンなどで作られていることが多い。その構造や材質の安定基準が定められている。

わ行
ワイヤー・ブラシ(Wire brush)

円筒状に形作られたワイヤー製の煙突掃除用ブラシ。煙突の曲がりにも対応できるように、グラスファイバーなどで作られた長く柔軟な柄がセットされているのが特徴。柄はジョイント式なので、必要な長さだけを接続して煙突から差し込み、内部の汚れを落とす。ブラシは煙突径に合わせたサイズを選びたい。

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